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マンセルブック光沢版(Munsell Book of Color, Glossy Finish)

マンセルブック光沢版(Munsell Book of Color, Glossy Finish)

マンセルブックは画家のA.H.Munsell(1858〜1918)が絵の具を円柱座標上に等間隔になるように並べたのが始まりです。この円柱座標は、回転方向が色相(Hue)、縦軸が明度(Value)、中心から外へ向かう放射状の軸が彩度(Chroma)と名づけられました。このHVCを元に、それぞれに記号と数字を配したスケールに配列し色を表しています。
日本国内でのみ通用する日本塗料工業会やDICのカラーカードとは異なり、世界各国で標準色票として使用されているマンセルブックは国際調達時代にマッチした色票(カラーカード)として使用されています。

マンセル記号

例:2.5R 5.5/3.0
この表記方法によってあらゆる色を系統的に表現できるようになり、今日では「国際標準色見本帳」として世界的に最も権威のある表色系として認められています。日本においてもJIS化されており、真の色彩専門家の方々に利用されています。 色名は全てマンセル記号によって正確に表されており、国の内外を問わず色見本を添付することなく色指定などを行えます。

 

マンセルブック光沢版は、色相(Hue)ごとにページが構成されています。色相の並びはR(赤)、YR(黄赤)、Y(黄)、GY(黄緑)、G(緑)、BG(青緑)、B(青)、PB(青紫)、P(紫)、RP(赤紫)で、各々2.5、5、7.5、10の4色相に分かれています。

縦軸は明度(Value)で2〜9です。(1刻み)

横軸は彩度(Chroma)で2〜16です。(2刻み)
色相によって高彩度側が存在しないものもあります。

マンセルブック光沢版は全部で40ページですが、20ページずつ2冊のルーズリーフタイプのBookで構成されています。

各ページのサイズは245×300mmです。

 

 

各チップはこのような形状をしており、ページから取り外すことができます。裏面にはマンセル値が記入されていてページに戻すのも簡単です。

マンセルブック光沢版には約1,600チップがセットされています。

各チップのサイズは16.5×20mmです。

 

マンセル色立体の各軸の見方です。
回転方向の軸が色相軸(Hue)でこの方向に色目が変ります。
縦軸が明るさを表す明度軸(Value)です。一番下はN1で一番上はN9です。
中心から外へ向かう軸が彩度軸(Chroma)で内側ほどグレーっぽい淡い色、外側ほどはっきりした鮮やかな色です。

景観法

全国の主要都市では景観法に基づいて建築物や看板などに使用できる色を規定しています。東京都では「東京都景観計画」で使用可能色が規定されており、その許可範囲はマンセル値(マンセルバリュー)で記載されています。
例えば、大規模建築物等で立地が眺望三建築周辺で眺望対象の頭上に現出する建物であれば、外壁基本色の色相は0YR~5.0Yで明度が4~8.5なら彩度は3以下のように規定されています。つまりこの立地条件ではマンションの外壁でよくあるような5YR6/2(ピンク系)は許可されても、5Y8/4(明るいイエローグレイ)は許可されません。
マンセルブックを持っていればデザイン時に事前にその色が使用できるかどうか確認できます。

標準価格

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