PRODUCT製品情報

カラーチェッカー グレイスケールバランスカード

カラーチェッカー グレイスケールバランスカード

カラーチェッカー グレイスケールバランスカードは無光沢の3段階のグレースケールです。
最適なカラーバランスをとるためには明度のコントロールが重要です。カラーチェッカーグレイバランスカードを使って、まず黒白バランスをとってください。この3段階のグレイスケール(白、18%グレイ、および黒)が、最も一般的な明度調整に役立ちます。
この3段階のグレースケールカードは、標準の24のパッチを持つカラーチェッカーにも含まれる無光沢の白、18%グレイ、黒で構成されています。デジタル写真撮影後のLAW現像ソフトのための白、灰、黒の指標としてご利用下さい。
RAW現像ソフトでの反射率の指定は、白=89.1%、灰=18.0、黒=3.2%を推奨します。
サイズは28.8×20.3cmです。

仕様について

カラーチェッカーとその他のチャートとの色の違い

 

このグラフは、積分球分光光度計CE-7000Aでいろいろなカラーチャートを分光反射率測定した物です。分光反射率とは色の絶対値です。横軸の400-500nmは青(B)、500-600nmは緑(G)、600-700nmは赤(R)の色を呈する領域です。

マンセル白はカラーチェッカーホワイトバランスカード、カラーチェッカーミニホワイトバランスカード、カラーチェッカー グレイスケールバランスカード、カラーチェッカーミニグレイスケールカードの白の分光反射率です。マンセル18%はカラーチェッカー グレイスケールバランスカード、カラーチェッカーミニグレイスケールカードの18%グレイの分光反射率です。マンセル黒はカラーチェッカー グレイスケールバランスカード、カラーチェッカーミニグレイスケールカードの黒の分光反射率です。IT87_Kodakはコダックの印画紙のカラーインプットターゲットの18%グレイに近いNo.10です。IT87_Agfaはアグファの印画紙のカラーインプットターゲットの18%グレイに近いNo.10です。デジタルカメラテストチャートは画像電子学会のデジタルカメラ用テストチャートNo.1-1で18%グレイに近いK3です。コピー用紙はαエコペーパーの10枚重ねた物です。

理想的な白、灰、黒の無彩色は400-700nmの可視光域において完全に水平な分光反射率となります。マンセルの3色は非常にフラットな分光反射率です。IT87の2種は写真の印画紙でできており染料が発色しています。写真はYMCの3色の染料によって色を呈するためどうしてもフラットな分光反射率にはなりません。デジタルカメラテストチャートはオフセット印刷でできておりYMCKの4色の染料顔料(アルミナに染料を捺染した物)で発色しています。これはK(墨インキ)の網点でグレイが作られているためかなりフラットですが下地の紙が見えている部分(網点が付いていない部分)は紙の発色そのもののため傾斜した分光反射率となっています。

よくデジタルカメラのホワイトバランスの合わせ方で紹介されている紙を用いるとコピー用紙の分光反射率のような全くフラットではない色を白として合わせてしまいます。

写真撮影時に常に非常にフラットなD光源が使えるのならば問題は無いのですが、通常は複雑な照明系やサンプル自体からの反射光が再度照明に回るため、ホワイトポイントやブラックポイントの設定やホワイトバランスの合わせ込みにはフラットな分光反射率を持つチャートを用いる必要があります。

標準価格

弊社までお問い合わせください。

TOP